酒とパソコンと音楽の日々

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単なる日記。そして時には連絡帳。

桂米朝師匠

昨夜、上方落語の桂米朝師匠がお亡くなりになった。

もう相当なお歳であるし、最近メディアにも出演されていなかったので、

いつかこういうこともあるだろうと思ってはいたが、やはりそのニュースを聞くとショックだ。

 

僕が米朝師の落語を聞くようになったのは20代の頃からだが、

diaryにも書いた某所で知り合った男の影響だった。

その男は僕より年下だったが古典芸能が好きで、

その男に落語会に連れられて行ったのが始まりだった。

それから米朝一門や、林家一門の落語会に足繁く通った。

米朝師のCDもたくさん集めた。そしてそれをiPodに入れて出かける時にもよく聞いていた。

 

米朝師の落語はとにかく分かりやすくて面白かった。

古典落語というのは江戸時代から昭和初期に作られたものがほとんど。

だから聞きなれない言葉や死語になった言葉がたくさん出てくる。

もちろん今とは風習も考え方も違う。

それを米朝師は最初に分かりやすく解説してから本題に入るので、すごくよく理解できた。

それに昔ながらの柔らかい大阪弁が聞けるのも魅力だった。

 

米朝師の落語と言えば必ず名前が上がるのが「百年目」とか「たちぎれ線香」とか

「猫の忠信」とか「地獄八景亡者戯」だろうが、

僕もそれらの話は大好きで、どれも数えきれないぐらい繰り返して聞いた。

どの話も最初から聞くと30分とか、60分とかかかるのに、途中で飽きるということはなかった。

僕は米朝師以外の人の落語も聞いてきたが、やはりまた米朝師の落語に戻ってきてしまう。

どなたかが「上方落語は米朝に始まって米朝に終わる」と言っていたが、

まさにその通りで、上方古典芸能界にとっては大変偉大な存在の師匠だったと思う。

心よりご冥福をお祈りします。