酒とパソコンと音楽の日々

酒とパソコンと音楽の日々

単なる日記。そして時には連絡帳。

文学少年だったあの頃を思い出す

作家の平井和正さんが17日にお亡くなりになった。

それを聞いて僕は少年時代のことを思い出した。

僕は子どもの頃から本ばかり読んでいた。これは本好きの母親の影響だろう。

僕の幼い頃から部屋の本棚には

子ども向けの世界小説全集なる分厚い本がぎっしり詰まっていた。

字が読めるようになるとその本を片っ端から読み漁り、

全部読んでしまうと、今度は小学校の図書室から借りた本を読んでいた。

 

中学に上がってからはお小遣いでいろんな本を買っては読んでいた。

それこそ乱読もいいとこで、

文芸書から推理小説、SF伝奇小説等ジャンルを問わなかった。

読む本がなくなると、辞書や辞典を引っ張りだしては読んでいた。

本を読むだけではなく、その読書感想を細かくノートに書いていた。

漱石の「心」を読んだ感想は特に長々と書いていたのを思い出す。

でも感想を書くのはやめてしまった。

母親にノートを見られて恥ずかしかったからである。

 

そんな少年時代だったので、買い物に行くと必ず本屋に入り、

めぼしい本がないか探していた。

そんな時に偶然普通の雑誌に混ざって置いてあった

ゲイ雑誌を見つけて飛び上がらんばかりに驚いた。

そんなものが普通の本屋に置いてあるとは思ってもみなかったからだ。

あれは忘れもしない中学三年生の冬だった。

それからどうしたかはここではなく、場所を変えて書いてみたいと思う。

 

そんな中学時代に出会ったのが平井和正さんの「ウルフガイ」シリーズだった。

とにかくむちゃくちゃ面白かった。

こんなに面白い小説が世の中にあったのかと思うほどだった。

もう必死にそのシリーズを読み漁った。

今から思うと主人公である学生時代の犬神明と自分を重ねあわせていたのかも知れない。

ウルフガイシリーズは未完だったので、次に同じ作者の「幻魔大戦」シリーズを読んだ。

これもとても面白かった。面白かったのだが、途中から非常に宗教臭くなってきたので

読むのを辞めてしまった。

それからはもう平井さんの本は読んではいないのだが、

ウルフガイや幻魔大戦は完結したのだろうか。

中学生の僕を夢中にさせてくれた平井和正さんのご冥福をお祈りします。

 

中学生の時は文学少年の僕であったが、

高校生になるとほとんど本は読まなくなってしまった。

なぜなら興味が本から音楽の方に移ったからだ。

高校では部活で吹奏楽部に入り、家に帰ってからはピアノの練習が待っていた。

中学生の終わり頃から高校を卒業するまで僕はピアノの個人レッスンを受けていた。

その時のピアノの先生はまだ音大に通っていた女子大生だった。

高校生の男子と女子大生という、淡い恋心が生まれそうなシチュエーションだが、

そんな色っぽい話は全くなかった。

まあ・・・当然ですね。