酒とパソコンと音楽の日々

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単なる日記。そして時には連絡帳。

ハイレゾの話の続き その2

ハイレゾ音源の定義はウィキペディアに詳しいが

ハイレゾリューションオーディオ - Wikipedia

この定義を満たすためには、

録音した時のオリジナルマスターテープがアナログであるか

(アナログならデジタル化するのに高周波数とビット数を選択できるから)

デジタル時代に入ってからなら、CDを超える周波数とビット数で

マスターテープを作っている音源に限られる。

テンシュテットのマーラー5番は1978年のアナログ録音だ。

そのアナログマスターテープから 96khz 24bit で

デジタル・リマスターされた音源を使用している。

そのマーラー5番のハイレゾ音源データの容量だが、全5楽章で2505MBだ。

これは音楽CDの3~4倍に相当する。

同じ演奏のCDをFLAC圧縮(無損失圧縮)すると338MB。

 

ということでさっそく聴き比べ。

CDとハイレゾの音の傾向がまったく同じなので、

CDの方も 96khz 24bit のデジタル・リマスターを使用していると思われる。

これは聴き比べには都合がいい。

僕が聴いた感想だが、まずCDよりハイレゾ音源の方が個々の楽器の張り出しが違う。

この音の違いを言葉で表すのは難しいが、

のっぺりした音がより立体的に聴こえると言えばいいのか…

それからもう1つ大きな違いが音の広がり方。

音が広がっていく空間の広さがハイレゾではよくわかる。

これに比べるとCDの音はとても窮屈に聴こえる。

結局 44.1khz 16bit というCDの規格が切り捨てていた音の情報というのは

大部分がこの空間というか「音場」の情報だったのではないだろうか。

正直に言って、この音の広がりを体験してしまうとCDには戻れない。

 

ただ前にも書いたが、ハイレゾ音源は値段が高すぎる。

これからハイレゾを普及させようとするなら、もっと値段を下げるべきだ。

クラシックの場合は海外の専門サイトから購入するという手もあるが、

J-POPはそうもいかない。

このままだとCDより音が良いと言われつつも結局あまり普及しなかった

「SACD」の二の舞いになりかねない。

 

この「SACD」の録音・再生フォーマットである「DSD」も

最近配信が始まったようだ。

ハイレゾ、DSDと時代は確実に高音質音楽配信に突き進もうとしている。

しかし音楽の場合は高音質への歩みは遅い。

映像の方がハイビジョンからすでに4K、そして8Kへと進化しつつあるというのに、

音楽の方はいまだに34年も前の規格であるCDが主な媒体になっている。

はたして2015年はどれだけハイレゾが普及するだろうか?

 

 

ただいまエイベックス・クラシックスがハイレゾ音源の安売りをやっています。


[1/9]avex CLASSICSハイレゾプライスOFF! - mora トピックス

 

辻井伸行君のファンの方はこれを機会にハイレゾはどうでしょう?

※僕はmoraの回し者ではありません。