酒とパソコンと音楽の日々

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単なる日記。そして時には連絡帳。

フォーレの夜想曲

最近の僕がとても気に入って時々聴いている曲というのが
フォーレの「夜想曲ノクターン)第4番変ホ長調Op.36」だ。
フォーレ独特の節回しや和声進行が織りなす世界というのは
言葉では到底いい表すことは出来ない。
ドイツ音楽なら、構成や理論で語れるだろうが、
フランス音楽ではとても無理だ。


だから是非聴いてもらおうとYouTubeを漁ってみて、
いくつか演奏を聴いてみたが、ここに紹介するのはやめた。
というのも、せっかくYouTubeにアップしてくれている人には悪いが、
フォーレの音楽とはこんなものじゃない。
興味がある人はYouTubeで聴いてくれてもいいが…


それでは僕はどんな演奏で聴いているのかというと、
フランスが生んだ不世出のピアニスト、サンソン・フランソワだ。




1970年に46歳の若さで亡くなったが、いまだに多くのファンを持つ(僕もその一人)。
そのフランソワが1955年にモノラル録音したフォーレをいつも聴いている。
フランソワが録音したフォーレは驚くほど少ないのだが、
どれもまさにフランスの「エスプリ」そのものだ。
しかし残念ながらそのフォーレのCDは↑の36枚組というセットでしか聴くことはできない。
僕が持っているのは10枚組のセットだが、それはもう売ってないようだ。
もっとも36枚組と言っても輸入盤なので5千円ほどだが。
クラシックの輸入盤はとっても安いのである。
だから調子に乗ってほいほい買ってしまうと部屋中CDだらけになってしまう。


フランソワが得意にしたのはフランス音楽だけではない。
むしろショパンの方が有名だ。
フランソワの弾くショパンを聴くと、もう他の演奏はいらないとさえ思う。
ピアノのテクニック的に言えば、今のピアニストの方が遥かに達者だろう。
しかし、音楽とは技術ではない。
聴く人の心にどう響くかが一番重要なのだ。
フランソワが亡くなって43年も経つのに多くの人をいまだに魅了し続けているのは
彼の奏でる音楽が人の心に共感と感動を呼び起こすからだろう。